行き方は何通りかあるのですが(後述)、今回は成田空港のターミナルビル前から『南部工業団地行』バスで10分ほどの『博物館入口』バス停から歩きました。

バス停から坂を下って少し歩きます。
博物館にむかう枝道の入口には小型機とヘリコプターの展示が。
なお、帰りは博物館前発のバスで成田空港に向かったのですが、ここは通りませんでした。
直通路線だとこの小型機&ヘリコプターは見られないのかも知れません(未確認)
要整理券の体験プログラムが3種類あったので、入館時にすべて申し込んでしまいました。
到着が午後2時頃だったので既に満席になっているものもあるかと思いきや、平日はそれほど混雑していないようです。
それでは体験プログラムの時間まで見学開始。
建物は5階建てですが、案内板によると展示室は1Fと2Fだけのようです。

1F展示室。
ここは『西棟』でほかに『中央棟』『東棟』があるのですが、中央棟1Fはエントランスだけ、東棟1Fは要整理券のシミュレータ体験だけなのでここがメインの展示室です。
ボーイング747のジェットエンジンや着陸脚、胴体輪切り(本物)などがあります。
中央にある大型の747模型はこの写真の奥の壁際、2Fへ登る階段の中程にある操縦席模型から操作可能です。

1F展示室、ゲームの筐体のようですが3D映像+退館シミュレータ。
いくつかソフトがあって、僕はヘルキャット(第二次大戦中の米軍の戦闘機)を追跡する零戦コクピットからの映像を見ました。1本300円。

2Fへ上がります。

零戦の操縦席の実物大模型。
西棟2Fは部屋ではなく通路に沿ってこのようなものが並んでいます。

東棟2Fの展示室でまず目を引くのは、このライトフライヤーの模型。

同じく東棟2F展示室の中央、成田空港のジオラマ。
スマホに専用のアプリをインストールすると、ARで模型内で航空機が発着する様子が見えます。
上の階にも上ってみます。
3Fは成田空港の滑走路を見下ろすデッキにでられるだけで展示はありません。
4Fはレストランで、やはり展示はありません。
最上階の5Fへ。

5Fは展望室なのですが、このように昔の管制室のコンソールと思われるものがいくつも置かれています。
解説は一切ありませんが、空港滑走路の見える展望室でこんなコンソールを前にすると、管制塔にいるような気分が味わえる…かもしれません。

5F展望室からの眺め。
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体験プログラムの1つめの時間になったので、集合場所であるエントランスホールに戻りました。
1つめはジャンボジェット機模型操縦体験。

ジャンボジェット機の操縦席に座って、1F展示室の中央にあった大型模型を操作することが出来ます。
操縦桿、スロットルレバー、ギアレバー、ペダルなどに対応して模型の各部が動きます。
整理券は必要ですが、追加料金は不要です。
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体験プログラム2つめ、DC-8シミュレータ。
要整理券(100円)。

受付順で席が決まるようで…僕はその組の最初だったらしく機長席でした。
つーかこれ、機長席以外だと映像はよく見えない、操作はできないでぜんぜん面白くない気が…。

シミュレータと称していますが操縦はできません。窓の外にあるモニターで空撮実写映像が見られるだけです。まぁ機長席にいる人は映像や音声に合わせてコンソールをいじってみてもいいわけですが(←当然やった人)
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最後のプログラムの前に屋外展示を見て回りました。
ほとんどの機体は中に入れるようになっています。(一部有料)
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最後の体験プログラムはボーイング747機首部分の内部見学です。

引退した747から切り取った本物だそうです。

ドア構造が判るように内壁を剥がしたもの。

操縦席。

航空機関士席。
計器だらけ!
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というわけで。
館内展示物はそれほど多くないので一通り観るだけだとちょっと物足りないかもしれません。
要予約の体験プログラムにどんどん参加したほうが面白いと思います。
入館料は500円なんですが、本文中にも書いたようにあちこち別料金のものがあります。全部やると(エントランスのゲームは除く)3000円ちかくなるようです。
アクセスについて。
博物館公式サイトのアクセス情報には記載がないのですが、成田空港発『南部工業団地行』は『博物館入口』(博物館まで500mほど坂道を歩きます)を通り、こちらの方がずっと本数が多いです。
時刻表:http://www.nariku.co.jp/time/nanbu-2.htm
都内から航空博物館だけを目当てに行く場合は、博物館公式サイトでも紹介されている東京駅発の高速バスを使うのが一番簡単だと思います。
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【航空科学博物館】
http://www.aeromuseum.or.jp/index.htm
開館時間:10:00〜17:00
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日に振替)
入館料:500円