2010年08月22日

函館奉行所〜復元工事が完成したばかりの新名所!

というわけで、【函館奉行所】です。

五稜郭・函館奉行所・外観.jpg

五稜郭の中央に建てられた函館奉行所。
本来の建物は江戸時代末期の1864年(元治元年)竣工。
戊辰戦争時には榎本武揚ら旧幕府軍の拠点となり、激しい戦争の舞台に。
その後1871年(明治4年)に解体。

たった7年間しか存在しなかった建物でした。

その1/3の部分が復元され、今年の7月末に完成、一般公開が始まりました。
まだそれからたった1ヶ月。
どこもピカピカです。

外観だけでなく構造・工法・材料も可能な限り再現したものだそうです。
前の記事にも書いたとおり五稜郭は曲輪の平面図は洋風ですが、
この奉行所は見るからに和式の建築ですね。

どっしりとした構えの上にのった太鼓櫓が印象的。

では中へ。

五稜郭・函館奉行所・大広間.jpg

見学コースの最初は【再現ゾーン】
部屋そのものを見せるエリアです。

写真は【大広間】
襖で四之間、参之間、弐之間、壹之間の四つに区切られています。
四つの間を合わせると72畳の広さ。

五稜郭・函館奉行所・大広間・違棚.jpg

【壹之間】
大広間の一番奧の部屋は奉行の接見の間としても使われた部屋だそうです。
正面には違い棚と床の間のある立派な部屋です。

五稜郭・函館奉行所・武器置所.jpg

【武器置所】
大広間の奧にある小部屋です。

五稜郭・函館奉行所・表座敷.jpg

【表座敷】
武器置所のさらに奧、函館奉行の執務室です。
裁きの申し渡しが行われたのもこの部屋だそうです。
床の間には最後の函館奉行の手による書が掛けられています。
この部屋が最も格式の高い部屋だそうです。

五稜郭・函館奉行所・廊下.jpg

畳敷きの廊下を通って次のエリアへ。

五稜郭・函館奉行所・中庭.jpg

廊下からは中庭が見えます。
奉行所の中庭は採光や空調のためのもので、装飾の一切ない実用本位な物です。

五稜郭・函館奉行所・展示室.jpg

【歴史発見ゾーン】
部屋自体は和室ですが、奉行所の構造や函館の歴史、
函館戦争の顛末などを解説するパネルが置いてあります。

この写真の部屋は【御役所調役】という45畳の部屋です。
調役や調役並の執務室だそうです。
調役とは奉行所の役職です。
上から


    奉行 ・ 組頭 ・ 調役 ・ 定役 ・ 与力 ・ 同心 ・ 足軽


という序列になっているのだそうです。

五稜郭・函館奉行所・小屋組.jpg

展示室の天井の一部は板が外されています。
屋根の重さを支えるために架けられた2本の太い松の梁が見られる様になっています。
長さ10m、直径60cm。
45畳の部屋の中に柱がないのでこれだけの梁が必要になのですね。

展示室は特に人が多くてゆっくり見られる雰囲気ではなかったのですが…

この隣にはビデオ上映室もありました。

五稜郭・函館奉行所・木組み体験.jpg

【建築復元ゾーン】には、柱などに使われている木組みの見本がありました。
実際に組んだり外したり試すことができます。
PCを使ったクイズコーナーもありました。

ちなみにこの展示室は同心や足軽の詰所だった部屋だそうです。

五稜郭・函館奉行所・太鼓櫓.jpg

太鼓櫓の階段は復元されていますが、一般見学者は登ることができません。
階段の下には太鼓が展示してありました。

これで建物内は一周。
次は外へ。

五稜郭・函館奉行所・奉行所平面表示1.jpg

建築復元されたのは全体の1/3程度。
それ以外の部分は部屋の配置を表す平面図が地面に描かれています。

五稜郭・函館奉行所・平面表示2.jpg

たくさんの部屋があったんですね…。

〜〜

『本物』を作り上げただけに建物その物に見応えがありますが、
まだ当分は混雑が続くのかもしれません…。

〜〜

五稜郭を出て、次は【五稜郭タワー】へ…
…向かったのですが、1階ロビーを埋め尽くすほどの

 大 行 列 !

この日は早めの時間に函館駅に戻っている必要があったので、すっぱり断念。

…まぁ、もっと交通の便の悪い場所ならともかく、函館ならまた来ることもあるさ…。

昼食は有名な函館バーガーを食べてみようと、
これまた五稜郭の近くにあった【ラッキーピエロ】なる店…地元で非常に人気があるそうです…に入ってみたのですが…

『ただいま店内混雑につき、お料理ができるまでに30分ほどお時間を頂いております…』

と、ファストフードにあるまじき案内。

『他の支店は空いているかもしれません…』

と支店一覧地図をもらいましたが…
仕方がないので市電で函館駅前に戻ることに。

市電の中で地図を眺めていると、
函館駅前にもラッキーピエロの支店があることに気付きました。
…ってまぁ当然といえば当然?

で、そのまま函館駅に向かうと、乗車予定の特急までに1時間半という実に半端な暇ができてしまいます。

ということで…

〜〜

函館駅前に到着。
ここのラッキーピエロもやはり混雑しています。
が、『1時間後に取りに来る』というオーダーが可能だというので、
ちょっと変わったハンバーガーを二つ注文。

その1時間の間に、函館駅から徒歩数分の場所で展示公開中の

【青函連絡船・摩周丸】

へと向かいます。

〜〜

【函館奉行所】
http://www.hakodate-bugyosho.jp/index.html
函館市五稜郭町44番3号
開館時間:
4月〜10月:9:00-18:00(17:45最終入館)
11月〜3月:9:00-17:00(16:45最終入館)
休館日:年末年始、他臨時休館あり
入館料金:大人500円、学生・生徒・児童250円
交通:函館市電【五稜郭公園前】駅より徒歩15分

※100名城スタンプは函館奉行所内ではなく、向かい(兵糧庫の並び)の売店にあります(2010.8現在)

posted by MAX CARTER at 14:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史的建築物
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