2010年08月22日

五稜郭

JR【函館】駅から市電に乗り換えて【五稜郭公園前】駅へ。
そこから徒歩で10分弱、五稜郭に到着。
さすが日曜の有名観光地、相当な人出です。

五稜郭はその名の通り五角の星形になっています。
南側にはさらに半月堡とよばれる陣地が築かれ、大手門を守っています。

この構造はヨーロッパの稜堡式の築城様式を採用したものとされ、
日本最大の西洋風要塞とも言われていますが…

五稜郭・石垣.jpg

このとおり、近づいてよく見ると周囲は旧来の石垣や土塁なんですね。
郭内の建築についての思想も古く、さすがに天守閣はないものの函館奉行所に『立派な楼閣』をつけてしまい、それが海側からも観測され艦砲射撃の目標にされるというありさま。

※近代要塞は、外からは内部の構造が判らないように作るのが基本。
※たとえば横須賀沖の猿島はかつて日本軍の要塞でしたが、
※島の外からは人工の建築物があることさえ判らないように作られています。
※(参考)【猿島要塞突入指令

半月堡が南側にしかないことで、いきなり本丸に肉薄できてしまいます。
攻撃側が大砲などの火器を装備している場合にはむしろ防御力の弱さが露呈するという、
軍事施設としてはいささか頼りないものでした。

結局、曲輪の平面形状だけ西洋風な、日本の城なんですね。

大手門は非常に狭く感じます。
もちろん防御を考えると開口部はできるだけ小さい方がよいのですが。

五稜郭・土塁の上から五稜郭タワー方向を見る.jpg

そのまま近くの階段から石垣の上に登ってみました。
半月堡と五稜郭タワーを見るとこんな感じ。
半月堡は出撃陣地であると同時に、城郭へ近づく敵兵へ銃撃を加えるための拠点です。
複数あれば十字射撃を加えることができるのですが、1つではむしろ敵に挟撃されます。

まあ、いまは濠を一周できるボートの貸出所という、戦争とは縁遠い平和な場所になっています。

また郭内に降りて中心部へ。
碑や像などをいくつか見た後、復元された【函館奉行所】の前までやってきました。
ここまであまり歩いた気がしません。
案外狭い、というか歩ける範囲が狭いのかな??

五稜郭・大砲.jpg

当時の大砲が展示されています。
奧にあるずんぐりしたものがブラッケリー砲、
手前の細身のものがクルップ砲というそうです。
クルップ砲は艦載砲で、埋め立て工事中に発見されたものだそうです。

〜〜

次の記事で【函館奉行所】内部の見学へ…。

〜〜

【五稜郭公園】
北海道函館市五稜郭町本通一丁目
開園時間:4:00〜19:00
公園への入園は無料



五稜郭公園入口前

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タグ:北海道 函館
posted by MAX CARTER at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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