2009年09月23日

山口の水車、デンデラ野

遠野駅前からバスで山口まで。
経路途中には有名な【伝承園】や【かっぱ淵】があります。
他の乗客はみな伝承園で下りていきましたが…まだ開園1時間前くらいなんですが…。
途中で公民館の庭で折り返したり田んぼの中の真っ直ぐな道を走っていったり…
30分ほどで山口バス停に到着。

運賃表には470円と書いてあるのですが、払おうとすると運転手さんが

『あ、今日は200円以上の区間も200円均一だからねー』

…なんじゃそのケータイのパケット使い放題みたいなサービスは。

『お兄さん水車見に行くの?そこの道まっすぐ行ったところだから。
  ゆっくり往復すれば、丁度またこのバスがここに戻ってくる頃だから!』

と、案内してくれました。
良い意味で田舎はフレンドリー。

遠野・山口バス停.jpg

バス停から水車小屋を目指す途中には【遠野物語】の語り部であった佐々木喜善の生家もあります。今も人が住んでいて内部が見学できるわけではありませんが。

田園風景を眺めながら緩い坂を登っていくと…

遠野・山口の水車1.jpg

ありました、水車小屋。

遠野・山口の水車2.jpg

水車は小屋の外側についているのではなく、小屋が水車を抱きかかえるような格好になっています。水も水車の上から落ちるのではなく、水車の下端が水路に浸かっているだけの状態。落差が作れる傾斜のきつい場所でなくても作れる反面、流量が十分でないと水車が回らない構造です。…ここは年間を通じて十分な水が確保できるのでしょう。

遠野・山口の水車・内部.JPG

内部もちょっと覗いてみました。
僕が見た時には動作していませんでしたが、臼は現役で今も使われているそうです。



このあたりは【遠野物語】に描かれた当時の風景をよく残しているそうです。
現代の日本じゃないみたいだ…。

〜〜

次に、バス停の方へ少し下りたところから枝分かれした道へ進みます。

遠野・デンデラ野入口橋姥捨て絵.jpg

小川にかかる橋には、年配の女性を背負う男の姿が彫られています。

年老いた母親をおぶった孝行息子…

ではありません。
実はこの先にあるのは、【デンデラ野】という一種の姥捨ての地。
麓の村の住人は60歳を過ぎるとここに移住し、老人ばかりで共同生活を送っていたのです。
…まぁ、山奥に一人置き去りにして二度と姿を見ることはない、という程酷い話ではなく、老人達は日中は里に下りて農作業を手伝い、食料を得ていた…ということなのですが…。

遠野・デンデラ野全景.jpg

いまはただの草地に、デンデラ野の解説の書かれた小さな石碑があるだけです。
見える範囲には木と草原と田畑しかありません。人の姿も見かけません…。

僕が行った時期なら『静かでいいところ』ですが、冬はどうなってしまうんでしょう…。

〜〜

水車小屋とデンデラ野で往復約1時間。
バス停に戻るとちょうど駅の方へ戻るバス(先ほどの運転手さん)が来ていました。
次は伝承園と河童淵へ。

〜〜

【山口の水車小屋】
遠野駅からバス利用、【山口】バス停より徒歩10分
見学自由

【デンデラ野】
【山口】バス停より徒歩5分
見学自由

posted by MAX CARTER at 09:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
・サイズの大きな写真は複数の写真を並べて合成したものなので、接続部で色合いが違う・わずかなズレが生じている・全体的に湾曲していることがあります。
・このブログは個人が旅行・見学の感想を書いているものであり、記事中に登場する各施設の公式なコンテンツではないことはもちろん、記事中に明記されていない限り各施設を運営する団体・職員とも一切関係ありません。
・価格、所要時間、展示内容その他記事中で紹介されている事項は変更されている場合もあります。必ず各施設の公式サイト等でご確認の上、お出かけください。
・本ブログ記事の情報を利用したことにより直接的あるいは間接的な損害が発生したとしても、当ブログ著者・サイト管理者は一切責任を負いません。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。