2009年09月21日

猊鼻渓船下り

花巻から東北本線で北上、新幹線に乗って一ノ関、そして大船渡線で【猊鼻渓(げいびけい)】へ。
所要時間2時間以上。うーん、初日から無駄な移動が多いな…。

【猊鼻渓】は高さ50mの石灰岩の壁に挟まれた渓谷です。
間を流れる砂鉄川は、天候が良ければ非常に静かな流れで、
舟で約1.2kmを下りながら浸食によってできた奇岩の数々を見ることができます。

#『船下り』と呼んでいますが一方通行ではなく往復します。

猊鼻渓・駅全景.jpg

猊鼻渓駅は小さな無人駅。高架式なのですが…ホームから階段で下りたところが公園のまん中。

猊鼻渓・駅前公園.jpg

しかもやたらと広い敷地に遊具がぽつりぽつりと点在するだけ。はて??

猊鼻渓・船下り乗り場.jpg

そこから400mほど歩くと船乗場。
通常は1時間に1本程度の定期便のようですが、この日はシルバーウィークの連休中とあってけっこうな人出。
時刻表に関係なく何艘も舟を出して次々に出発していきます。
…おかげで、かなりの長さの行列だったにもかかわらず、時刻表通りの『次の便』よりむしろ早く乗れてしまいました。

〜〜

出発。
両側を高い岩壁に挟まれているため、とても静か。
川の流れも穏やかで、かすかな水音だけが響いています。

猊鼻渓・砂鉄川.jpg

この川は砂鉄川。
その名の通り川底・川原の砂は砂鉄を多く含んで黒っぽい色をしています。

猊鼻渓・砂鉄と黄銅鉱.jpg

ところどころにみえる金色の粒(写真では判りにくいかな…?)は、残念ながら砂金ではなく黄銅鉱。
…砂金だったら観光とは別の目的の人が大挙して押し寄せてきますね。

ここで見られる奇岩のいくつかを紹介。

【鏡明岩】
猊鼻渓・鏡明岩.jpg

船乗り場からすぐ。
巨大な平面状の岩。

【吐雲峰】
猊鼻渓・吐雲峰.jpg

早朝、霧がかかっているときなどはその岩のあたりから雲がわき出しているように見えるそうです。そんな時間帯にも来てみたかったなぁ…って交通の便が悪すぎてちょっと無理なんですが…。

猊鼻渓・木を滑り落とした道の跡.jpg

これは昔、切り取った木を滑り落としていた道の跡だそうです。

【毘沙門窟】
猊鼻渓・毘沙門窟.jpg

数十mの深さまで続いている鍾乳洞。
観光客が中に入ることはできませんが、中にはちゃんと毘沙門天が祀ってあるそうです。

【あまよけの岩】
猊鼻渓・あまよけの岩.jpg

船がその下に入って雨宿りができるほど大きくせり出した岩。
雨宿りが出来ると行っても大岩の下に入るのはちょっとコワイですね…。

【藤岩】
猊鼻渓・藤岩.jpg

春に来れば一面が山藤に覆われる岩。

【錦壁岩】
猊鼻渓・錦壁岩.jpg

岩のところどころに生える木々が、紅葉する季節には全面を錦のように飾るそうです。
この日は緑一色でしたが。

【馬鬣岩】
猊鼻渓・馬鬣岩.jpg

こちらも岩と木々を合わせ、ちょうど馬の首を横から見たような形に見えることから。

【少婦岩・壮夫岩】
猊鼻渓・少婦岩.jpg

こちらが少婦岩。

猊鼻渓・壮夫岩.jpg

こちらが壮夫岩。

船下りコースの終点(折り返し点)近く、
両岸に分かれ、向かい合った巨岩を夫婦に見立てています。
コースがカーブしているせいで終点の船着場に舟を寄せると夫婦が寄り添うように見えるという…。

〜〜

その先は川が浅くなって舟では侵入できないため、上陸して徒歩で。
250mほど歩くと…

猊鼻渓・猊鼻岩2.jpg

でかい!

巨大な大猊鼻岩に到着。
高さ・幅とも数十mもある巨大な岩。

猊鼻渓・獅子ヶ鼻岩.jpg

その岩壁に、奇妙な形と色の…動物の鼻のような…突起。
これが猊鼻渓の名前の元になった【獅子ヶ鼻】。

猊鼻渓・猊鼻岩の穴.jpg

川原の一箇所に人が集まっていて、皆で大猊鼻岩にむかって何かを投げています。
よくみると岩の一箇所に人の目のような形の穴があいています。

近くで【運玉】という素焼きの玉が売られていて、それを投げて穴に入ると願いが叶う…ということのようです。
例によって僕も挑戦してみました。
100円で玉5個。

猊鼻渓・運玉.jpg

それぞれ【運】【願】【福】【縁】【寿】という字が描かれています。

ええと。
球技の類、まるっきりダメなんだよなぁ…。

距離20〜30m。
普通の人ならなんなく投げるのでしょうが…

全然ダメでした。
明後日の方角に飛んでいったり、距離が全然足りなかったり。

〜〜

再び船着場に戻り帰りの船に乗船。
今度は岩の解説ではなく、船頭さんの歌【猊鼻追分】を聞きながら川を下っていきます。
静かな渓谷に歌声がよく響く…。

〜〜

というわけで、出発から約90分のコースでした。
月並みな表現ですが90分があっという間です。

春の花・夏の緑・秋の紅葉・冬の雪と季節毎に見所があるようです。
今回は夏の緑を見られたので、次に来る機会があれば別の季節に…。

船下り途中、岸から舟1艘ごとに写真の撮影があります。
記念に購入しました。1枚1500円。

【おまけ】
猊鼻渓・竿の先.jpg

船頭さんの竿の先ってこんな形をしているんですね…。

【おまけ2】
猊鼻渓・最高水位.jpg

台風で川が増水し、看板の赤線の位置まで水が来たことがあるそうです。チケット待ちの行列があった道は完全に水没。

【おまけ3】
猊鼻渓・ゲイビマン.jpg

チケットカウンターそばに貼ってあったんですが…。
公式サイトもありました…
http://geibiman.web.fc2.com/


〜〜

さて、猊鼻渓からの移動手段に困りました。
土産物店にあった時刻表によると、次の電車が1時間以上先。
では食事でも、と思ったらレストランは大混雑。

ふと土産物店の奧を見ると、『平泉行き』と書かれたバスが止まっています。
まもなく出発する直行便と聞き飛び乗りました。
約20分で平泉駅前到着。

…でもいまから中尊寺を見に行くには遅いよなぁ…

というわけで、そのまま東北本線で盛岡へ。
ちょっと移動に無駄が多かったなぁ…。

〜〜

【猊鼻渓】
http://www.machinet.jp/geibikanko/
↑船下り動画やげいび追分の音声もあります
JR大船渡線【猊鼻渓】駅より徒歩5分
(90分〜2時間に1本程度しかありません。要ダイヤ確認)
営業時間:9:00〜16:00の毎正時に出発(混雑時は臨時便あり)
料金:大人1500円、高校生1200円、中学生1000円、小学生800円、未就学児童100円
見学所要時間:90分(往復して出発点に戻ってきます)

【猊鼻渓〜平泉直行バス】
猊鼻渓→平泉:土日祝の10:00、12:00、14:00、16:00
平泉→猊鼻渓:土日祝の9:00、11:00、13:00、15:00
運賃:片道500円
所要時間:約20分

タグ:岩手県
posted by MAX CARTER at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 景勝地
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