2009年11月15日

横浜開港記念会館【ジャックの塔】

今日は【ジャックの塔】こと【横浜開港記念会館】の内部公開に行ってきました。

開港記念会館全景.jpg

【開港記念会館】は横浜開港50周年を記念し、市民からの寄付によって大正6年(1917年)に竣工しました。
時計塔とドームをもつ赤レンガの建物は市民に親しまれましたが、建築後わずか6年で関東大震災によって内部が焼失。外壁と時計塔は残ったもののドームは破損してしまいました。
昭和初期に復旧工事が行われましたがドームは復元されないままでした。その後昭和63年にようやくドーム復元工事が開始され、平成元年に完成。ようやく当初の姿をとりもどしたのです。

開港記念会館時計塔.jpg

これが【ジャックの塔】と呼ばれ親しまれている時計塔。
高さ36mと横浜3塔のなかで一番低いのですが、細身の色鮮やかな赤レンガ造りの塔は美しさでは引けをとりません。

では中へ。

開港記念会館玄関ロビー.jpg

【玄関ロビー】
左手にある入口を進むと講堂です。
右手の階段からは2階の資料コーナーへ行くことができます。

ホワイトボードがちょっと邪魔ですが…。

開港記念会館1号室.jpg

【1号室】
普段は会議などに使われている部屋ですが、今日はドーム復元工事のドキュメンタリー映像が上映されていました。

開港記念会館講堂1.jpg

【講堂】
ここも普段は見学目的では入れない部屋です。
会議・講演・ちょっとしたコンサートにも使われています。

1階・2階あわせて最大481名収容可能だそうです。

開港記念会館講堂シャンデリア.jpg

客席天井にはこのような照明が。

〜〜

続いて2階へ上がってみます。

開港記念会館飾り窓.jpg

階段の途中にある【飾り窓】にも注目。

開港記念会館2階広間.jpg

2階へ上った場所は【広間】。
絵画や開港記念会館の写真などが展示されています。

開港記念会館ステンドグラス.jpg

【ステンドグラス】
2階広間と資料コーナーの間にあります。
関東大震災で一度焼失したものを昭和初期に復元。

開港記念会館資料コーナー.jpg

【資料コーナー】
ステンドグラス数枚と、修復作業関連の資料が展示されていました。

開港記念会館2階資料コーナーステンドグラスパーツ.jpg

修復前のステンドグラスに使われていたパーツ。

開港記念会館2階資料コーナー切り取った壁.jpg

これはエレベータ設置のために切り取られた壁の一部だそうです。

開港記念会館模型.jpg

開港記念会館の模型。全体の形が良く判ります…全体が【ロ】の字の形になっているのかと思っていたのですが、通りに面していない辺が閉じていないのですね。

開港記念会館塔螺旋階段.jpg

展示コーナーの一番奧が、時計塔の真下に当たります。
この螺旋階段を上って行くと時計塔に入れるんですね。
(通行禁止です)

開港記念会館講堂2.jpg

2階広間からは講堂の2階席に入れます。

開港記念会館2階廊下.jpg

時計塔側からドーム側へ向かう廊下。
先ほどの資料コーナーにあった壁は、右手のエレベータのあたり(またはこの真下の1階部分)から切り出したものでしょう。
壁の断面に棒状・板状の鉄が観察できます。これは明治時代の耐震構造である『錠聯鉄構法』によるものです。

この廊下はバリアフリー対応のため現在は上げ底になっていて、廊下の両端の溝のような部分からオリジナルの床の模様が観察できるようになっています。

開港記念会館床模様.jpg

というわけでちょっと覗いてみたのがこちら。
細かいタイル貼りで幾何学的な模様が描かれています。

開港記念会館特別室.jpg

【特別室】
ドーム部分の真下の部屋です。
8角形の塔内なので部屋もテーブルも8角形になっています。

開港記念会館ステンドグラス前2階階段室.jpg

特別室前、2階階段室。
ここにも大きなステンドグラスがあります。

開港記念会館ステンドグラス2つめ.jpg

【ステンドグラス】
こちらはポーハタン号を描いたものと言われているそうです。

開港記念会館ステンドグラス前1階階段室.jpg

階段を下りてきたところ。
大正建築のムード満点です。

このあと1階廊下を通って最初の玄関ホールに戻り、見学終了。

〜〜

これで横浜3塔をすべて回ることができました。
次は『すべて回ると願いが叶う』3塔すべてを1度に見ることができるポイントを御紹介する予定です。

〜〜

関連記事:
神奈川県庁【キングの塔】
横浜税関【クイーンの塔】

〜〜

【横浜開港記念会館】
http://www.city.yokohama.lg.jp/naka/kaikou/
横浜市中区本町1-6
JR関内駅より徒歩10分
みなとみらい線日本大通り駅より徒歩すぐ(出口1から交差点の斜向かい)

・通常見学
基本的には、階段、飾り窓、2階広間、資料コーナー、2箇所のステンドグラス、廊下は開館日の9:00〜16:00にいつでも見学可能です。
ただし全館貸し切り日などで全面的に見学不可能になることもあるので事前に確認を。

・一般公開
講堂、1号室、特別室は毎月15日の一般公開日にしか見ることができません。

休館日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始
入場料:無料
※個人での見学は予約不要ですが、20名以上で見学の場合は要事前連絡
見学所要時間:30分
posted by MAX CARTER at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史的建築物
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