2009年09月17日

小河内ダム

水と緑のふれあい館】を出て、次は【小河内(おごうち)ダム】を見学します。

小河内ダムは首都圏の水道の安定供給を目的として昭和13年に建設を開始し、戦争による一時中断を挟んで昭和32年に完成しました。このダムによって多摩川が堰き止められて奥多摩湖となり、下流の流量の安定、ひいては首都圏水道の供給の安定に貢献しています。

【水と緑のふれあい館】前よりダムの方へ歩くときに最初に渡る橋のような物…

奥多摩湖

この写真の左手に写っている構造体は、ダムの水が増えすぎたときに放水するための【余水吐水門】
上を車が通れるほどの大きな構造物です。
ここを出た水は山の周りをぐるりと半周してダム下流に合流するようになっています。

小河内ダム・余水吐水門外側

余水吐水門を外側から見るとこんな感じ。
これは門が完全に閉まった状態ですね。

余水吐水門の上を通ってしばらく歩きます…見通しはいいのですぐ近くのように感じるのですが数百mあるのでなかなか近づいてきませんw

ようやく【堤体】(ダムの本体ともいえるコンクリートの壁)のソバまでたどり着きました。

小河内ダム・堤体外側

小河内ダムの堤体は、
反対側の端までの長さ353m
高さ149m
一番上の部分の幅(厚み)12.6m
コンクリートの体積は1,676,000立方メートル
  (東京ドームに注ぐと少しこぼれるくらいの量!)
…という巨大なもの。

小河内ダム・堤体の上

堤体の上は車が楽に走れる程度の広さがあります。
左手に2つ、3階建てのビルのような物がありますが、
手前はダム内部へと降りるための【エレベータ塔】
奥は一般公開されている【展望塔】です。

というわけで展望塔に入ってみます。

小河内ダム・展望塔2階

2階の展示室。
小河内ダムと奥多摩湖全体のジオラマがあります。
単に『ダム』というと堤体部分のことしか思い浮かびませんが、これを見ると周辺に様々な設備があるのですね…。

取水施設、余水吐水門、発電所、土砂を取り除くためのネット、水質調査のための船…。

驚いたのは、ダム近くの小山に『人工降雨装置』があるということ。北京五輪のときに人工降雨技術が使われたというウワサがありましたが、東京にもこんな物があったとは意外でした。

そして3階の展望室へ。

小河内ダム・展望塔から下を見下ろす

まずは真下を見てみます。
高い!目がくらみそうです。

四角いプールは、ダムからの放水の勢いを和らげるクッションの役割をする【水じょく池】。その左手にある白い建物は【多摩川第一発電所】です。

小河内ダム・展望塔より余水吐水門方向

次は湖側。
右手奥に先ほど通ってきた【余水吐水門】。左手奥にある、湖に向かって突き出したような部分はヘリポートで、その真下には【第2号取水施設】が隠れています。

第1号取水管はもちろん堤体の下の方にあるのですが、水深の深い位置にあるため水温が低く、下流の水温に影響を与えてしまうため、温度の高い水面近くの水を取り込むために第2号取水施設が作られたのだそうです。

…水温の変化で生態系に悪影響が出るということでしょうか?そこまでは説明がなかったのですが。

水面に並んだブイが土砂・ゴミなどを取り除くための設備、
その近くに停泊しているのが水質監視用の船のようです。

〜〜

展望塔よりも先まで行くこともできます。

小河内ダム・慰霊塔

堤体を渡りきったところには【慰霊塔】
19年間にわたる建設工事中に犠牲になった87名の方々の慰霊のために立てられた物です。

奥多摩湖いこいの路

慰霊塔の近くには、奥多摩湖の南岸を歩く遊歩道【いこいの路】の入口があります。

ほんの少しだけ歩いてみました。

奥多摩いこいの路から奥多摩湖

数百mあるくと、目に入るのは湖と山だけになります。
…もう少ししたら紅葉がきれいでしょうね…。

この【いこいの路】は全長12km。
ゴールは【山のふるさと村】というキャンプ場です。
そこからさらに2〜3km歩くと【浮橋】を渡って【小河内神社】付近に行くことができるます。
しかし、そこへ至るまでの15kmの間にバスやタクシーに乗車できる場所はありません。つまり途中でリタイア不可、引き返すにしろゴールへ向かうにしろ自分の足で歩くしかありません。

…というわけで、今回は無謀なチャレンジはせず、すぐに引き返しました(笑)

〜〜

小河内ダム・コンクリートバケット

慰霊碑の近くにこんなものが展示されていました。
これは建設工事で使われたコンクリートバケット。

小河内ダム・ドラム缶浮橋

これは【ドラム橋浮橋】
ダムによって水没した多摩川対岸との通行路の代替として、奥多摩湖を横断する浮橋が2箇所にかけられています。
現在は樹脂製の浮子が使われていますが、設置当初はこのようなドラム缶の橋だった…ということで記念に展示されているようです。

〜〜

ドラム缶浮橋が展示されている裏手に公園がありました。

小河内ダム・第1広場

【第1広場】とだけ書かれていました。
御前山登山口にもなっているようです。

小河内ダム・展望広場

さらに数分登ったところに【展望広場】
展望といいながら木が邪魔で何も見えないのですが(笑)

もっと上にも広場があるようなのですが、

『熊が出る』

という看板を見つけて慌てて降りてきました(笑)
posted by MAX CARTER at 12:00 | Comment(1) | TrackBack(0) | 景勝地
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Posted by 三ツ星相互リンク at 2009年11月02日 20:30
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