2009年03月19日

由布島〜水牛車に揺られて

西表島ツアーの最後は…。

由布島入口.jpg

西表島東岸のすぐ近くにある小さな島、【由布(ゆぶ)島】の見学です。

もちろんこれは西表島とは独立した島なのですが、二島の間の海は距離わずか数百m、水深は満潮時でさえ1m、干潮時は水深20cm程度で、完全に陸地が露出することこそほとんど無いものの歩いて渡ることも可能です。
まぁ本当に歩いて渡る観光客はほとんどおらず、主な交通手段は水牛車です。

由布島水牛車

もともとは水田耕作用に飼われていた水牛ですが、現在は農業用に使われることはなく、すべて観光用になっています。
1台の水牛車に10人前後ずつが乗り、いざ出発…

由布島水牛車2

と思ったら、なぜか僕が乗った水牛車は対岸へと真っ直ぐ向かわずに斜めに歩き出してしまいました。目の錯覚かと思ってあとでGPSの記録をみたら最短コースから30度ほどずれていました(笑)

なにはともあれ由布島上陸。
この島は一周2kmと小さく、ほぼ全域が熱帯植物園になっているようです。

まずはビジターセンターで簡単な説明を受けました。
なぜか植物園より水牛についての説明の方が詳しかったり。

いま飼われている水牛は、ほとんどが【大五郎】と【花子】のひとつがいが繁殖した物だそうです。家系図がありました。

なになに…
【太郎】【次郎】【三郎】【さゆり】【由布子】【由紀】【ゴン太】【マドンナ】【ビビアン】【ドラゴン】【おすぎ】【ピーコ】…

途中から命名規則がムチャクチャになっているように見えますが、気のせいでしょうか??

で、そのご先祖様の大五郎ですが、いまもここに残っています…


大五郎頭蓋骨

頭蓋骨だけ!

昭和40年の水牛車.jpg

ビジターセンターを出たところには昔の水牛車の復元模型が展示されていました。

〜〜

あとは自由見学タイムとなりました。

園内には、とにかく数も種類も豊富な花が咲いています。
ヤシなどの熱帯植物も豊富。

由布島1

トックリヤシとか、

由布島ヤシ林.jpg

ヤシの林とか、

由布島ブーゲンビレアガーデン

ブーゲンビレアとか。

…なぜか人が写っていませんが、皆さんビジターセンターや土産物店が並んでいるあたりからあまり奥へ進んでいかないんですね。せっかくきたのだからあちこち見て回ればいいのに。

由布島2.jpg

赤やピンクばかりでなく、こんな色の花も。

由布島東岸.jpg

小さな島ですから、まもなく東岸(西表島と反対側)に出てしまいました。
由布島は南北に細長いのですが、大雑把にいって東岸は砂浜、西岸は水牛車発着所を除いてマングローブ林になっています。

由布島ハマヒルガオ.jpg

砂浜にも花が。
ハマヒルガオ…ではなく、亜熱帯に分布する種のグンバイヒルガオのようです。
…ちなみにグンバイヒルガオは本土持ち込み禁止種だそうです。

由布島小中学校跡.jpg

島の中央部には、かつてここに存在した由布島小中学校の校門が残されていました。
学校があったことからも判るようにかつて由布島にもそれなりの人口が生活していたのですが、台風で壊滅的な打撃を受けて以来住民はみな西表島に移住し、現在島の人口はわずか十数人だそうです。

由布島蝶ハウス.jpg

この写真はぜひ拡大してご覧下さい。
紅白の花が混ざっているように見えるかもしれませんが…

白いのは全て蝶です。

こんなにたくさんの蝶がひらひらと舞っているのは、東京近郊ではなかなか見られる物ではありません。

由布島ガジュマル.jpg

島内で見かけた中でももっとも立派なガジュマル。

〜〜

写真で見ると同じような景色ばかりになってしまうので数枚しか掲載しませんでしたが、島内は本当に花で満ちています。色や形がさまざまで、それらを見ながらのんびり散歩するのは普段は出来ない素敵な時間の使い方でした。

本当は1時間でも2時間でもいたいところですが、ツアーのバスの時刻が迫っていたので見学終了。再び水牛車に乗って西表島側に渡ります。

帰りの水牛車は海のど真ん中で立ち往生。…いやそういう演出なのかもしれませんが…
御者さん(という呼び方でいいのかな?)はおもむろに楽器を取り出すと、


『こいつは時々歌を聴かせてやらないと仕事しないんですよ〜』


などといいながら一曲。


『♪マタハリヌチンダラカヌシャマヨ〜♪』


…何語デスカ???

#あとで検索したら『インドネシア語だ』と解説しているサイトがを見つけました。
#そういえば『チャンプル』も沖縄とインドネシア語の両方にある単語ですね。

ちなみにこの曲は【安里屋ユンタ】というけっこう有名な曲だそうで(僕はまったく知らなかったのですが)、旅行中たびたびこのメロディを耳にする機会がありました。

〜〜

無事西表島へ到着。
あとはバスへ乗車して大原港へ向かうだけ…って、アレ?



な、なんか、妙に見慣れた物が目に入った気が…



西表島・神奈中バス


こ、これ、神奈中バス?!


あとで調べたところ、これは偶然似たのではなく、本当に神奈中の旧式車両が塗装も直さないまま西表島の路線バスとして使用されているようです。他に都営バスのグリーンの車体も!
バスを見ているとここが東京多摩地区あたりかと錯覚…しないか。

〜〜

大原港よりふたたび【ちゅらさん2号】に乗船。
17:30頃に石垣港到着。

西表島なんて一生行く機会はないと思っていたのですが、
『行こう』と決めてしまうと案外簡単に行けるのですね。
今回見られたのは島のごく一部。機会があったらまたぜひ訪れてみたいと思います。

〜〜

【由布島亜熱帯植物園】
http://www.ishigaki.com/yubujima/
開演時間:9:00-17:00
年中無休
水牛車1300円

見学所要時間:
今回は50分程の見学でかなり駆け足な感じでした。
可能なら1時間半程度は確保するといいと思います。

〜〜

今回のツアー全行程

西表島全体地図.jpg
posted by MAX CARTER at 15:50 | Comment(0) | TrackBack(1) | 植物園
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/129209214
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

待っている時の水牛車
Excerpt: 水牛車に繋がれた水牛が待っています。 もう直ぐ出発します。 ※写真のクリックで詳細(PIXTAダウンロード)ページが別画面で開きます。ダウンロード・写真の確認はPIXTAページより可能とな..
Weblog: 写真現像室 for PIXTA(ピクスタ)
Tracked: 2011-02-10 20:08
・サイズの大きな写真は複数の写真を並べて合成したものなので、接続部で色合いが違う・わずかなズレが生じている・全体的に湾曲していることがあります。
・このブログは個人が旅行・見学の感想を書いているものであり、記事中に登場する各施設の公式なコンテンツではないことはもちろん、記事中に明記されていない限り各施設を運営する団体・職員とも一切関係ありません。
・価格、所要時間、展示内容その他記事中で紹介されている事項は変更されている場合もあります。必ず各施設の公式サイト等でご確認の上、お出かけください。
・本ブログ記事の情報を利用したことにより直接的あるいは間接的な損害が発生したとしても、当ブログ著者・サイト管理者は一切責任を負いません。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。