2008年08月10日

グラバー園

九州旅行4日目の最後は、有名な【グラバー園】の見学に行きました。

歴史文化博物館を後にして、【公会堂前】から電軌に乗って終点の【石橋】へ。

グラバー園は電停の通っている道よりかなり高い所にあり、上り坂はそれなりに大変なのですが…

グラバースカイロード

石橋電停からあるいてすぐの所にある【グラバースカイロード】

斜行エレベータ+垂直エレベータを乗り継いでいくと、グラバー園第2ゲートのすぐそばに出ることが出来ます。利用は無料。

階数表示は斜行5階+垂直3階なのですが、下りた場所から電停の方を見下ろすと…

グラバースカイロード最上階から見下ろす

これ本当に8階分?!

というほどの高さがあります。

#地図で調べると50mくらい上っているようです。

(当たり前ですが)途中階でも下りられます。
この斜面は住宅街になっているので、地元の人達の足として利用されているのです。


グラバー園第2ゲートは、園内の一番高い位置にあるゲートです。
ここから下りながら順番に見ていくことにしました。


【旧三菱第2ドックハウス】

旧三菱第2ドックハウス

明治時代に三菱重工長崎造船所第2ドック近くに休憩宿泊施設として造られた建物。
木造2階建ての洋館です。

中には、

旧三菱第2ドックハウス内帆船模型

船の模型や写真が多数展示されています。


【噴水】

グラバー園噴水

園内にはこのような噴水が数カ所。


【旧長崎地方裁判所長官舎】

旧長崎地方裁判所長官舎

明治時代に長崎市上町に建てられた裁判所の官舎。
外観は洋風建築なのですが内装は日本人の設計なので畳敷きの部屋があったりするそうです。現在は【レトロ写真館】として、明治時代のコスプレで記念写真が撮れるそうです。衣装のままで園内散策もできるそうです。…もちろん僕はやりませんでしたがw


【旧オルト邸】

旧オルト邸

中央部のポーチが特徴的な洋館。
洒落た外観です。重要文化財。


【旧リンガー邸】

旧リンガー邸

開放的な作りの洋館です。

企画展示室という位置づけのようです。
僕が行った時はソプラノ歌手、喜波貞子(きわていこ)さんについての展示を行っていました。

恥ずかしながら僕は喜波貞子さんのことをまったく知らなかったのですが…

喜波貞子さんは日本で生まれ育ったのですが日本人1/4、オランダ人3/4のクォーターでした。写真を見ると容姿はヨーロッパ人風なのですが、その立ち居振る舞いは完全に日本女性のものだったそうです。

主に海外で活躍し、ヨーロッパでは同時代の三浦環さんよりもむしろ高い評価を得ていたということで、そう聞いてしまうとなぜ日本でこんなに知名度が低いのか不思議です。

蝶々の着物

プッチーニ【蝶々夫人】での衣装。ありがちな『和服っぽい衣装』ではなく、ちゃんとした『和服』を着て舞台に臨んだそうです。

イリスの髪飾り

マスカーニ【イリス】の冠(髪飾り?)。
プッチーニの【蝶々夫人】に比べて知名度がずっと低いのですが、【イリス】も日本を舞台にしたオペラです。台本には荒唐無稽な部分も多いのですが全体としてロマンティックな作風。

ヨーロッパ人の容姿と日本人の心を持った人が、ヨーロッパで日本人を演じる…
なんだか不思議な話です。


【旧スチイル記念学校】

旧スチイル記念学校

明治時代に建てられたミッション系の学校の建物です。
中では古い長崎の写真などが展示されていました。


【三浦環の像】

三浦環像

オペラネタ2つめ。
『蝶々歌い』として有名な三浦環さんの像。
三浦環さん、というより、【蝶々夫人】のような気がするのですが。

この像のある広場は、パーティ・イベントなどにレンタルしているようです。

このすぐそばには、
日本初のアスファルト舗装道路の跡や、
日本初のテニスコートの跡などがあります。


【オリーブの木】

オリーブの木.jpg

オペラネタ3つめ。
世界的に有名なソプラノ歌手、マリア・カラスさんが来日した際に記念植樹したオリーブの木が、【旧自由亭】前にあります。
…あまり大きくないんですね?


【旧グラバー邸】

旧グラバー邸

そしてこれが、このグラバー園の中心でもある【旧グラバー邸】。
日本最古の木造洋風建築。グラバー商会を設立した貿易商、トーマス・グラバー氏の住居でした。円筒をいくつかつなげたような独特の形の建物です。

戦艦武藏建造時に、機密保持のため造船所に買収されていたのが、戦後長崎市に寄贈されました。重要文化財。

旧グラバー邸温室

邸内にはこんな温室がありました。
家の中で一年中花が見られるなんていいなぁ…。

旧グラバー邸晩餐

応接室には、当時の晩餐の様子が再現されていました。

メニューの解説パネルを読むと…

プラートルエンゲホーゲル(鴨の丸煮)
ハルトベースト(鹿の腿の丸焼き、辛子酢かけ)
カルマナーチ(豚の塩胡椒摺り込み焼き)
ケレヒトソップ(えびがね(伊勢エビ)のスープ)
ロストルヒス(浜塩焼き鯛)
コテレット(鶏・胡椒・ナツメグの紅毛紙包み焼き)
ラーグー(鶏、椎茸、葱の煮込み)
スペナーン(ほうれん草をみじん切りにし、バターで揚げた)
スートアプル(リンゴの赤ワイン煮)
ポーフルチス(窪んだフライパンで焼いたパンケーキ)
スペレッツ(ねじりドーナツ?)
タルタ(カボチャ、にんじんなどのタルト)

…どこの国の料理でしょう?
料理名が英語っぽくないのですが。

〜〜

【ハート型の敷石】

ハート型の敷石

グラバー園内の石畳の中には、ハート型の敷石が2つ埋め込まれています。
2つともみつけて触ると幸せになれる、という伝説が最近流行しているそうで(最近だったら『伝説』とは言わないだろ…)。

1つめはグラバー邸の庭で見つけました。

もう1つはどこに…?

〜〜

【ライトアップ】

日没。
あたりがどんどん暗くなっていく頃から、園内の建物はライトアップされます。

もう一度第2ゲート地点まで上って、再度一通り見てくることにしました。
…実は園内には『動く歩道(斜行)』が設置してあるので、簡単に上ることが出来るのでした。

旧三菱第2ドックハウスライトアップ

三菱ドックハウス。

グラバー園噴水ライトアップ.jpg

噴水。


2周目が終わったところで、あたりはすっかり真っ暗に。
開園時間は20:30までだったのですが、そろそろ見学を追えて外に出ることにしました。

〜〜

…と、出口に向かう途中にありました、もう1つのハート石!

ハート型の石2つめ

ご丁寧にピンク色のライトで照らされています(笑)

これで2つとも見つけたぞ!幸せになれ…る……ぞ………?
『見つけると』ではなく『踏むと』御利益があるという説もあるので、一応しっかり踏んでいました(笑)


【長崎伝統芸能館】

グラバー園の出口へは、この建物の中を通っていくことになります。
明治時代の洋館をあつめたグラバー園の中では異色の展示です。

長崎くんちの龍.jpg

長崎くんちの龍ですね。

弓矢八幡祝い舟.jpg

これもお祭りで使う、曳物(山車)の船です。
この写真に写っている物は【弓矢八幡】と書いてありましたが、他にも【唐人船】【御朱印船】【阿蘭陀船】などいろいろありました。

スクリーンではくんちのビデオが上映されていました。
生でも一度は見たいけど、混雑するんだろうなぁ…。


くんち関連の展示の先に売店があったので記念品を購入。
グラバー園を跡にしました。

とても充実した時間を過ごせました。

〜〜

【グラバー園】
http://www.glover-garden.jp/
長崎県長崎市南山手町
長崎電軌【大浦天主堂下】より徒歩、または【石橋】よりグラバースカイロード利用
(長崎駅前から直通ではありません。【築町】で乗り換えになります)
開園時間:8:00-18:00(時期によっては延長する場合も)
年中無休
入園料:600円
見学所要時間:1時間〜

posted by MAX CARTER at 17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 庭園・公園
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
・サイズの大きな写真は複数の写真を並べて合成したものなので、接続部で色合いが違う・わずかなズレが生じている・全体的に湾曲していることがあります。
・このブログは個人が旅行・見学の感想を書いているものであり、記事中に登場する各施設の公式なコンテンツではないことはもちろん、記事中に明記されていない限り各施設を運営する団体・職員とも一切関係ありません。
・価格、所要時間、展示内容その他記事中で紹介されている事項は変更されている場合もあります。必ず各施設の公式サイト等でご確認の上、お出かけください。
・本ブログ記事の情報を利用したことにより直接的あるいは間接的な損害が発生したとしても、当ブログ著者・サイト管理者は一切責任を負いません。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。