2009年02月04日

川口市立科学館【機巧(からくり)人形展】

今日は、川口市立科学館まで【機巧(からくり)人形展】を見に行ってきました。


【お面の早変わりをする人形】

面がわり人形1.jpg
これが普通の状態。
しばらく首を振ったりしていますが…

面がわり人形2.jpg
ときどきこうなります。

オレンジ色に見える胸の部分が開いて、中にお面が格納されています。
テレビアニメのロボットの変形シーンのようです。


【水からくり】

水からくり.jpg
ヒョウタンから無限に注ぎ続ける酒。
子供の頃、これと同じ仕組みの急須が、近所のお茶専門店にあって、どうなっているのか不思議でした。思わず手を出してしまい、仕掛けに気付いたという…。


【茶運び人形、宙返り人形】

あれ?写真撮ってない…。
ゼンマイ式の茶運び人形と、内部の水銀の移動を利用して階段をバック転しながら下りていく人形です。どちらも学研の大人の科学シリーズにありますね。


【ろくろ首】

ろくろ首1.jpg
この状態で、上下左右に首を振ることが出来ます。うまく台詞を当てられるかが演者の腕の見せ所。

ろくろ首2.jpg
…首、伸びすぎじゃね?


【手品をする人形】

品玉人形1.jpg
取り出しましたるこの品々に

品玉人形2.jpg
箱を被せて呪文を唱えれば

品玉人形3.jpg
はいこの通り、いずこかへと消えてしまいます!

…というような感じでしょうか。
江戸時代にはこれらのカラクリが見せ物として楽しまれていたのでしょう。


【鉄棒をする人形】

構造は単純ですが、ハンドル操作の加減によって大車輪に見えたり逆上がりに見えたり足かけ上がりに見えたり…。


【文字を書く人形】

文字書人形.jpg
しかけは単純なマスタースレーブですが、最初に思いついた人はエライ。


【からくり山車】

茨城に残っていた巨大なカラクリ山車の模型。

山車1.jpg
最初はこのように、幾重にも山門が連なったような形ですが、

山車2.jpg
門が次々と開いていき、階段状の舞台になります。
よくみると後ろの五重塔も伸びていたり、地味に高度な仕掛けが。


【矢を射る人形】
弓矢人形.jpg

すべて手動!ですが人形自身が弓に矢をつがえて発射します。
女性型の人形への早変わり機能付き。

那須与一が見事扇の的を射たならば、女房たちが花を持って踊る…を1体で出来るという…


【水車からくり】

水車からくり.jpg

水力で多数の人形を動かします。鬼がいたり大蛇がいたり盛りだくさん。


【逆立ち人形】

逆立ち人形.jpg

左は手足を上げて踊る人形、
右は逆立ち+太鼓を叩く動作をします。
これだけは自分で触って操作することが出来ました。


【三番艘人形】

三番艘人形.jpg

かなり大型の人形です。
山車の上で操演によって踊ります。


ものによってはかなり複雑な構造をしています。
機構力学が学問として成立していない時代によく設計できたと感心してしまいました。

〜〜

川口市立科学館
http://www.kawaguchi.science.museum/index.html
開館時間:9:30-17:00
休館日:月曜、祝日の翌日、年末年始など
入館料:大人200円、子供100円(プラネタリウムは別料金)

JR西川口駅からバス利用『SKIPシティ西』下車
…30分に1本程度なので事前に調べていくことをオススメします。
(国際興業バス http://www.5931bus.com/
posted by MAX CARTER at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 博物館
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